気象予報士のための風の基礎知識

BK-22005

気象予報士のための風の基礎知識

(BK-22005)

山岸米二郎/著 オーム社/刊


この本は気象を体系的に解説するのが目的ではない、基礎から高度なレベルまで数多くの良書が出版されており、気象予報士試験が始まってからは一般向けの解説書もたくさん出版され、天気図の見方や予想図の解釈まで幅広く解説されている。しかし、現実の気象経過は時にメソ現象も含むし、地形の影響もあるので典型的な事例や大規模場の天気図から理解されるものとはかなり異なることが多い。そこで、現象の実例をたくさん提供して教科書の典型例と現実の気象との距離を縮め、身の回りの天気推移に一層興味をもっていただけたら幸いと考えて本書を計画した。したがって理論的な説明は割愛し、解析事例や観測データを多く示すことにした。また地上の現象経過の説明を主体にしたので高層天気図も割愛した。ただし読者の便を考慮し、関連する基礎的事項とかやや専門的な事項はコラムとして補足した。読者対象としては気象に興味をもつ一般の方や気象予報士試験の学科レベルを学習される方、あるいは、これから気象関連業界に進まれる方などを念頭に置いている。
本書では風という観点からいくつかの現象を取り上げ、春夏秋冬の季節に分けて説明している。風は地形や海陸分布の影響を受けて地域特有な現象が多く、身近に感じていただけると考えたからである。また季節に分けることにより日々の生活に即した現象の理解が容易になろう。季節風のようにそれ自体が季節を示す現象があるが、多くの気象は年間を通じて出現する。それらを敢えて四つの季節に分けたので、季節の分類と事例の季節が異なるものもある。読みづらい面もあろうがお許し願いたい。
・・・・はじめにより

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