よみがえる富士山測候所 2005〜2011

よみがえる富士山測候所 2005〜2011

(BK-85006)

土器屋由紀子 佐々木一哉 編著 46判 192頁


富士山測候所をつぶしてしまうのはもったいない!
富士山における観測・研究は、その特異な立地や気候条件から新たな発見ができる可能性を秘めています。本書では、著者ら有志が奮闘して富士山測候所を借り受けるまでの記録と、気象だけでなく、その後に始まったさまざまな分野の価値ある研究を紹介しています。

目次
第1部 生まれかわる富士山測候所
第1章 富士山測候所の復活への道
1.なぜ富士山測候所を?
コラム1:野中到・藤村郁雄・新田次郎(藤原寛人)の接点
コラム2:関口鯉吉とオゾン測定
2.軒を「借り」て母屋を・・・
3.2003 年10 月のある寒い日
4.気象学と大気化学はどこが違う?
5.研究者は諦められなかった・・・研究会の結成
6.三島からきた強力な牽引者(車)渡辺豊博氏
7.気象庁の庁舎を借用する
8.安全は絶対条件・・・山男たちを雇用する
9.誰もが成功に半信半疑だった1年目・・とにかくやってみる
10.研究公募を始める:ベストサイエンスと安全性の見地からの選考
11.利用希望が殺到した2年目・・・気象災害にも見舞われて
12.過大な期待に災害や経済事情に翻弄された3年目
(しかし研究成果は着実に)
13.何とか生き延びた4年目
第2期借用契約、研究費の終了と獲得
14. 5年目を迎えて

第2章 富士山測候所の電源問題
1.気象庁時代の電源<旧陸軍の遺産としての商用電源との格闘>
2.雷が問題<山頂の雷は半端ではない。有人観測でないと電源が使えない事情>
3.NPO 富士山と送電線
4.代替電源としての発動発電機<大気化学研究者の大敵「NOX」>
5.マイクログリッドは使えるだろうか
6.富士山の特殊性・・・風力を諦めた事情
7.太陽光パネルは有望
8.無線LAN は観測環境をグレードアップ
9.通年観測を目指して
10.雷対策
第2部 山頂で行われている研究活動
第1章 オゾン(O3)測定
第2章 自由対流圏の二酸化炭素の通年観測
・無人通年観測への挑戦
・ 2年の通年観測の結果
・夏期の集中観測
コラム:遠くて近い富士山頂から
第3章 雲と雨 −雲の中に入って雲を研究する
第4章 エアロゾル、新粒子
・はじめに
・新粒子形成を追いかける
・PM2.5粒子から何がわかるか
第5章 有機エアロゾル
・はじめに
・エアロゾルを採取し分析する
・ジカルボン酸などの分布から見えたこと
第6章 すす、水銀
・はじめに
・BCについて2007年からの観測
・水銀
第7章 宇宙線、自然放射線

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